パラサイト 半地下の家族 の感想

今話題の、「パラサイト 半地下の家族」を観に行った。

 

綺麗な映像とか音とかの中に、印象的なシーンがいくつかあって、

 

半地下の家族の家のトイレがなぜか部屋の中の1番高いところにあって、

洪水の時に妹が吹き上がる汚水にトイレの蓋をして、タバコをふかしながら悠々と座るところとか、

お母さんがジャージャー麺の肉を鬼気迫る勢いで切りまくるところとか、

そういう印象的なシーンっていうのはどうやって意図されて作られているのかな、などど考えながら見た。

 

半地下の家族も豪邸の家族も、どちらもそれなりに文句なくいい家族で、

お互いには絶対的な格差とか壁があって、

それは生まれ持って違うものなのだろうなあという閉塞感をずっと持った。

お互いにもう違うものとして、お互いに目を背けている。

 

チケットがわりの感熱紙の裏表に、くちゃくちゃに書いたメモを見ながら書いている。